SOMPOホールディングスは2026年1月、国内グループ会社の社員約30,000人（2025年12月時点）を対象にAIエージェントツール「SOMPO AIエージェント」の導入を始め、業務効率化と生産性向上の効果を検証します。対象にはSOMPOホールディングスと中核の損保ジャパンの全社員を含みます。背景には、2016年設立のSOMPO Digital Labを起点としたDX推進があり、社内向け汎用型の生成AIを展開してきた実績を踏まえ、業務プロセスをAI前提で再構築する狙いです。機能は社内文書の検索・要約、調査支援、議事録作成、データ分析補助などで、保険業務の知見に合わせたカスタマイズも想定します。国内損保事業で目標とする事業費率30％（自賠責・家計地震を除く日本基準）の早期達成を後押しするとしています。実証の第一弾ではGoogle Cloudの「Gemini Enterprise」を主ツールに採用し、Microsoftの「Copilot Studio」も一部検証予定です。管理職以上には「AIエージェントリーダーシップ研修」を必須化し、人材育成も並行します。今後は効果を定量検証し、創出時間を付加価値提供や新規事業に振り向ける方針です。
【関連情報】
SOMPOホールディングス紹介 https://www.sompo-hd.com/
発表資料（PDF） https://www.sompo-hd.com/-/media/hd/files/news/2025/20251226_1.pdf
source: PR TIMES